印刷加工を想像分析(2)『IPPO』
想像分析とは
気になった印刷物を見たり触ったりして、どんな「紙、印刷、加工」なのかしら、と私が想像した記録です。
想像なので、間違ってる場合も多々あります。ご了承ください。
もし情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、教えてださると大変嬉しいです!
『IPPO』/えすとえむ
オーダーメイドの靴をつくる若き靴職人の方のお話。1巻が発売された4年前から読んでおり、この5巻で完結となりました。
物語ももちろん好きなのですが、靴づくりの作業を見ているだけでもワクワクしてお気に入りの一冊です。
1.ここが素敵
ふわっとした温かみのある手触りのカバー
若き靴職人の主人公が、様々なお客さんへの靴作りを通して
「いい靴とは何か」という問いに向き合っていき、成長していくお話。
倒産の危機!などの波瀾万丈な大きな波はなく、
「お客さんにとっての良い靴とは何か」を考え、ただただ誠実に靴を作る毎日を追いかけます。
主人公のとにかく真面目で誠実な性格、
手から生まれるモノのあたたかさが紙でも表現されていると感じました。
しっかりとした紙厚、
ふわっとした手触りの中にもある肌理の細やかさ、
上品なたたずまい。
紙はおそらくヴァンヌーボだと思います。
とてもポピュラーな紙で、
肌理が細かく上品な印象はありましたが、
こんなにふわっと優しい手触りの紙なんだ!と再発見できました。
2.想像で分析
カバー | 紙 : ヴァンヌーボV / ナチュラル / 150kg 印刷 : プロセス4c |
※あくまでも推測です。
2017.2.27